ブランディング

セミナーは、会議室でやらなくていい

築300年の古民家・草間邸で開く少人数セミナー|会場が、話の半分をしてくれる

ブランディング

今日、東京のある会社の方とオンラインで話していました。

話の途中で、こう言われました。

「いま、地方でも説明会をやっているんです。名古屋とか、長野とか、どうかなと思っていて」

僕は即答しました。

「長野、やりましょう。呼びますよ。草間邸でやってもいいですしね」

草間邸で、ときどきセミナーをやっている

草間邸は、松本平の東のはずれにある、元禄時代の古民家です。僕が生まれ育った家で、いまはウェブエイトの登記上の本社でもあります。家そのものの話は、49歳の誕生日に書きました。

じつはこの家で、ときどきセミナーをやっています。

大きくは呼びません。10人、20人くらいです。

終わったら、庭でバーベキュー。夏場はだいたいそうしています。

7月にも、ブランディングのセミナーをやりました。8名限定で、バーベキューと信州そば付き。一般には公開せず、直接申し込んでもらう形です。

庭に人が集まると、この家は急に生き返る
庭に人が集まると、この家は急に生き返る

会場が、話の半分をしてくれる

ホテルの会議室でやるセミナーと、何が違うのか。

僕は、会場が話の半分をしてくれることだと思っています。

太い梁、高い天井、300年分の黒光り。玄関をくぐった時点で、もう話が始まっています。「何年前の家なんですか」「ここで暮らしていたんですか」。アイスブレイクを用意しなくても、会話のきっかけが家じゅうにあります。

しかも僕の話はブランディングです。「後づけの企画より、もともとあった事実のほうが強い」という話を、300年建っている家の中でする。説明より先に、場所が証明してくれます。

人数が、勝手に絞られる

もう1つ、いいところがあります。

大きく呼べないことです。

古民家なので、入れても20人くらい。でもこれが、ちょうどいい。

全員の顔と名前が一致します。質問が出やすい。僕の目の前で、参加者どうしも話し始める。

100人の会場で1時間しゃべるより、20人の座敷で1時間しゃべるほうが、帰り道に残るものは多いと感じています。

終わったあとが、ある

そして、会議室にないものがもう1つ。

終わったあとです。

会議室は、時間が来たら出なければいけません。片付けて、エレベーターで解散。

うちは、セミナーが終わってからが長い。庭で肉を焼いて、そばをすすって、さっきの話の続きをする。名刺交換だけで終わらない関係が、ここで始まります。

セミナーの本番は、じつは終わってからなのかもしれません。

経営に置き換えると

草間邸は、正直ちょっと特別な場所です。誰にでも真似できるものではありません。

でも、ここから持ち帰れることが2つあります。

1つは、会場は、話の内容で選ぶということ。

会場を「空いていて、安くて、駅から近いところ」で決めていないでしょうか。それも大事です。でも、話の中身と合う場所を選ぶと、会場が話を手伝ってくれます。食の話なら厨房の見える店、ものづくりの話なら工房、地域の話なら地元の老舗。借りられる場所は、探せば意外とあります。

もう1つは、「終わったあと」を先に予定に入れるということ。

セミナーの時間はきっちり決めるのに、終わったあとは決めていない。だから、名刺交換をして解散で終わってしまう。

お茶を1杯飲む30分でもいいんです。最初から予定に入っていれば、参加者も帰りを急ぎません。

今日できる一歩

次に勉強会や説明会を企画するとき、2つだけ決めてみてください。

・その話に一番合う場所はどこか

・終わったあとの30分に、何をするか

この2つが決まると、同じ話でも、帰り道に残るものが変わります。

長野の説明会が草間邸になるかどうかは、これからの相談です。

さあ、いこうか😆


P.S.

草間邸は、冬は本当に寒い家です。

なので寒くなったら、庭のバーベキューはやめて、鍋にしようと思っています。

寒い古民家で囲む鍋。それだけで、たぶん忘れられない会になります。

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