マーケティング
天才じゃないと勝てない?家康のように勝てる準備をしてから戦う 小さな会社の経営戦略|『もし、徳川家康が現代の社長だったら』永井伸樹さんに聞いた、負けない経営のつくり方

今朝の「著者フェス!Saturday」のゲストは、公認会計士・税理士の永井伸樹さんでした。
これまでに300社を超える会社の経営を支えてきた方です。ご自身の事務所では、人をほとんど増やさずに毎年1,000万円以上の増収を続けながら、1人あたりの残業は年30時間以内、年間休日は130日以上。数字を見るだけで、ただ者ではありません。
新刊は『もし、徳川家康が現代の社長だったら』です。

永井さんのご先祖は、家康の家臣だったと言われているそうです。
なぜ、信長でも秀吉でもなく、家康なのか
信長や秀吉は、天才として語られます。でも、天才のやり方は、まねできません。
家康は違います。学んで、失敗して、改善を重ねた人です。だから、ビジネスの手本として再現できる。永井さんが家康を選んだ理由は、そこでした。
大敗してから、戦い方が変わった
家康にも、ボロ負けした戦いがあります。武田信玄と戦った、三方ヶ原の戦いです。
この大敗のあと、家康が徹底するようになったのが、これでした。
「勝てるようにしてから、戦う」

時期を見る。準備をする。根回しをする。関ヶ原の戦いは、事前の準備が効いて、およそ6時間で決着したそうです。
永井さんは、こう話していました。
「怪我しないで、怪我が大きくなければ、持続していく」
勝ち続けることより、大きく負けないこと。続けられること。小さな会社にとって、いちばん大事なところだと思います。
これ、マーケティングに置き換えると
家康の経営から学べることは、3つだと思っています。
1つ目。判断の軸を決める。 家康の軸は「天下泰平」でした。若いころ、戦に負けて逃げ込んだお寺で、住職の言葉をきっかけに、世の中を良くするという使命を持ったそうです。何のためにやるのか。そこが決まっていると、迷ったときの判断が速くなります。

2つ目。相手が求めているものに応える。 家康は、信長がどんな人で、何を求めているのかを考えて応え、信頼を得ていったそうです。会社も同じです。お客さんが何を求めているかを考え、「うちだから選ばれる理由」をつくる。そうすれば、価格競争から抜け出せます。
3つ目。セオリーを学んで、まねる。 永井さんいわく、家康の経営は「まね経営」。自分で一から生み出すのではなく、うまくいっているやり方を学んで、素直に取り入れた。同業だけでなく、異業種からまねられることもたくさんあります。
あと1つ
売上より先に、残すべき利益を知る。
もし家康が今の社長だったら、まず何から手をつけるか。永井さんの答えは、事業の構造を理解することでした。
売上だけを追いかけて、いくら利益を残せばいいかを意識していない会社は、少なくないそうです。必要な利益から逆算して、単価と数を考える。これも、勝てるようにしてから戦う準備の一つです。
今日できる一歩
今月やろうとしている施策を、1つ選んでください。
それを始める前に、3つだけ確かめます。
- 何のためにやるのか、一言で言えるか
- お客さんが求めていることに、応えているか
- 手本にできる先行例を、見たか
3つそろっていれば、勝てる準備はできています。
自社の軸と選ばれる理由を言葉にする手がかりは、小冊子『営業ゼロで受注が倍増する、経営者のためのパーソナルブランディング8ステップ』にまとめています。無料です。
さあ、いこうか😆
P.S.
残業が年30時間以内。どうしたらできるのか、配信の中で聞いてみました。
永井さんの答えは、シンプルでした。
「そもそも残業しないって決めちゃえば、時間内で仕事をこなせるようにやる。残業があると、間延びしてしまう」
まず、決める。家康の「勝てるようにしてから戦う」と、同じ順番だと思いました。
今日の配信は、こちらから見られます。