ブランディング
5年前の僕が、まだそこで喋っていた
放置したプロフィールが信用を削る理由と、棚卸しの3点

今日、自分のブログの古いページを開きました。
講演実績のページです。日付は2021年1月1日。
結論から言うと、うちのサイトでいちばん古かったのは、僕の紹介文でした。

「新著」と書いてあった本が、3年前の本だった
そのページの冒頭に、こう書いてありました。
6/9新著:集客で悩み続ける起業家のための安定して稼ぎ続ける「月100万レシピ」
たしかに新著でした。2023年の6月9日は。
つまり3年以上、「新著」のままそこに置いてあったわけです。読んだ人は「この人、最近本を出したのか」と思う。実際は3年前です。
その2行下には、こうもありました。
JFN系列局 FM-NAGANO 79.7MHz「爆上がり!クサマジュンヤのマーケティング相談所」メインパーソナリティ
FM長野でやらせてもらったこの番組は、2010年5月から14年間続いて、2024年の3月に終わっています。
終わって1年半が経つのに、サイトの中の僕はまだスタジオでマイクの前に座っていました。

「伊那商工会議所(北海道)」
もうひとつ、もっとカッコ悪いのが見つかりました。
ご依頼いただいた団体の一覧に、こう書いてありました。
・伊那商工会議所(北海道)
伊那は長野県です。車で1時間半の、すぐそこです。
たぶん一覧を作ったときに、行を打ち間違えた。それが何年も、誰にも指摘されないまま載っていました。
誰も指摘しないのは、優しいからじゃありません。わざわざ言うほど、まだ関心を持たれていないということです。そっちのほうが怖い。
お客さんのサイトは毎月見るのに
正直に言うと、これはかなり恥ずかしい話です。
僕は普段、クライアントさんに向かってこう言っています。
「情報が古いままだと、それだけで信用が落ちますよ」
「サイトは作って終わりじゃなくて、そこからが始まりです」
その当人が、自分のページを5年開いていなかった。
医者の不養生とは、よく言ったものです。
人のサイトは毎月見る。数字も追う。なのに自分のサイトは「まあ、いつでも直せるし」で後回しになる。急ぎじゃないから、永遠に来ない。

これ、経営に置き換えると
会社案内。代表挨拶。採用ページ。実績一覧。
どの会社にも、一度作ったきり誰も読み返していないページがあります。
そして見る人は、思っている以上にそこを見ています。とくに、初めてその会社を調べる人ほど。
「このページ、いつの話だろう」
そう思われた時点で、書いてある実績の中身以前に、会社そのものの印象が決まります。更新日の数字の話ではありません。中身の鮮度の話です。
さらに今は、もうひとつ厄介なことが起きています。
AIに会社のことを聞かれたとき、答えの材料になるのは、サイトに書いてある文章です。 古い肩書きが残っていれば、古い肩書きのまま紹介されます。放置は、ただの放置では済まなくなりました。
棚卸しのとき、僕が見るのは3つだけです。
1. 終わった肩書きが残っていないか
辞めた役職、終了した番組、卒業した講座。現役のように書かれていないか。
2. 「新」「最新」「今年」と書いた場所
書いた瞬間から古くなる言葉です。時限爆弾だと思って、置いた場所を覚えておく。
3. 固有名詞の誤記
県名、社名、人名。とくに他社さんの名前を間違えているのが、いちばん失礼です。
この3つを年に2回見るだけで、だいぶ違います。僕は今日、5年分をまとめて払いました。
公開日は、完成日じゃない
うちにずっとある言葉です。
公開日は、完成日じゃない。育てはじめる日。
自分でそう言っておきながら、自分のページを育てていなかった。今日そこに気づけたのが、収穫といえば収穫です。
明日は、会社案内のほうを開きます。たぶん、あっちにも5年前の僕がいます。
さあ、いこうか😆
P.S.
ラジオの写真を見返していて、ふと思い出しました。毎週この椅子に座って、14年。原稿なしで喋る度胸は、たぶん全部あの時間でつきました。
番組は終わったけれど、あそこで身についたものは終わっていません。そういうものは、プロフィールの行を消しても残ります。
著書『自分1人、1日でできる パーソナルブランディング』(同文館出版)も、あのスタジオでよく紹介してもらいました。写真の机に立ててあるのが、その本です。
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