AI×経営
AIの新機能、何に使う?ゼロから考えない。使っている人を、AIに集めさせる AI活用の始め方|ツール比較より先に、公開当日の事例を集める。設定から試作まで31分だった話

毎週木曜の朝7時半から、行列のできるAI経営相談所という生配信をやっています。共同MCは、AIの専門家のジーニーさんです。今朝は、僕は沖縄から参加しました。
テーマは、AIの新しい機能が出たとき、どうやって自分の仕事に取り込むか。
結論から言うと、「何に使えるか」を自分で考えない、でした。
「どれがいいですか」は、聞かなくていい
よく聞かれる質問があります。ChatGPTとClaudeとGrok、どれがいいですか。
ジーニーさんの答えは、「その辺は、どれでもいい」。
大事なのは、道具の比較ではなく、技術を自分の業務に当てはめる方法を知っているかどうかです。新しいAIや機能の情報は、Xを見ていれば毎日流れてきます。でも「何がすごいのか」「うちで何に使えるのか」「どう使うのか」が分からないから、導入に進めない。
ここで止まっている人が、いちばん多い。
使い道は、考えない。集める
新しい機能が公開されると、その日のうちに、試した人の投稿がXに並びます。 30分から1時間で10〜20件。1日で100〜200件になることもある。
だから、ゼロから「何に使えるか」を考えません。
元の投稿と、その返信と、引用リポストを、まとめてAIに渡す。 そこで紹介されている利用者の発信も、AIに見に行かせる。集まった事例を、用途ごとに整理させる。すると、公開当日から「自分の仕事ならここに使える」が見えてきます。
正直に言うと——僕はいままで、新しい機能を見るたびに「うちで何に使えるかな」と、自分の頭で考えていました。それが遅い理由でした。考える人より、集める人のほうが速い。
31分で、音ができた
今朝の実演は、会話で指示するだけでBGMや効果音を作れる、無料のソフトでした。パソコンに入れれば、日本語で「カフェ向けの落ち着いた曲」と頼むだけで曲ができる。有名な音楽生成のサービスは月10ドルほどかかりますが、こちらは自分のパソコンで動きます。
ジーニーさんがかかった時間は、こうでした。
- Xで情報を見つけてから、使える状態になるまで4分
- 利用例15項目と16個の音声、スライド8枚、お試しサイトの作成まで31分
- 追加の事例の調査を含めて、約1時間
僕はこれを、ショート動画の効果音と、配信のオープニング曲に使うつもりです。
ジーニーさんは、用途が思い浮かばない人のために「効果音30選」のページまで作っていました。普段から使う人は「この場面に使いたい」がすぐ浮かぶ。そうでない人は、指示の出し方も、できる音のイメージも持ちにくいからです。
これ、経営に置き換えると
いま、会社の現場に、ある焦りがあります。「もっと使えていないと、損をしているのではないか。」 普通の使い方しかできていない、という空気です。
やることは、3つだと思っています。
1つ目。道具選びに、時間を使わない。 どれでもいい、とプロが言っています。選ぶ時間を、使う時間に回す。
2つ目。事例集めを、AIにやらせる。 「この機能を実際に業務で使っている人の投稿を集めて、用途ごとに分けて」。この一言で、自分の業種に近い使い方が出てきます。
3つ目。まず自分で、一定量使う。 用途は、使っているうちに見えてきます。「手放せない」と感じる段階まで、量が要る。分からないところは、画面を見せてAIに聞けばいい。
あと2つ
「30選」を、自社でも作る。
効果音30選と同じで、「うちの業務でAIが使える場面30選」をAIに作らせてみる。全部は使えなくていい。30個の中から、2〜3個「これはすぐやる」が見つかれば十分です。
速い人は、朝に時間を決めている。
ジーニーさんは、月・水・金の朝6時から30分、最新のAIを実際に触る会を続けています。今朝の準備も、朝4時半から1時間。速さの正体は才能ではなく、触る時間が決まっていることでした。
今日できる一歩
気になっているAIの機能を、1つ選んでください。
そして、AIにこう頼んでみる。「この機能を、実際に仕事で使っている人の投稿を20件集めて、用途ごとに分類して」。
自分で考えるより、たぶん速く、たぶん多く出てきます。
さあ、いこうか😆
P.S.
沖縄の研修、1日目は予定どおり現地で開催できました。台風の影響は、いまのところ飛行機にも会場にも出ていません。昨日の記事で「決める日を決めた」と書いた、その結果です。
それから、配信の中でお知らせしました。12月5日(土)、松本の築300年超の古民家で、マーケティングのセミナーをやります。 11時と14時の2回、各2時間。寒い時期なので、終わったあとは鍋を囲む予定です。詳しい案内は、近いうちにここに載せます。