マーケティング

教えていた僕が、コメント欄を閉じていた

ブログにコメント欄は必要か。19年前の連載が答えを書いていた

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今日、このブログにコメント欄を戻しました。

記事の下に、名前と本文を書く欄があります。メールアドレスは聞きません。19年ぶりです。


2007年の僕は、4本続けてコメントの話を書いていた

きっかけは、昔の記事です。

このブログは2007年からナガブロという長野のブログコミュニティで書いてきました。2026年8月に、19年分の1,046本をこの場所へ引っ越しています。

その古い記事を眺めていて、見つけました。2007年12月、4本続けてコメントの話を書いている。

中身は、ブログを始めたばかりの人への説明です。

「現実の世界では挨拶をされたら挨拶を返す。社会のマナーですよね。ブログの世界ではコメントをもらったら、コメントを返す。これはブログのマナーです」

しかも最後の回は、こう締めていました。

「早速僕にコメント入れてみてください。必ず返信しますし、あなたのブログへも伺いますよ♪」

29歳の僕です。「♪」の多さは、まあ、置いておいてください。

2008年1月6日の記事。この下に、今日つけたコメント欄がある
2008年1月6日の記事。この下に、今日つけたコメント欄がある

引っ越しのときに、置いてきた

正直に言うと、2026年8月の引っ越しでコメント欄は持ってきませんでした。

理由をつけるなら、SNSがあるから。感想はFacebookやXに流れてくるし、そっちのほうが早い。そう考えていました。

でも本当のところは、面倒だったからです。 迷惑な書き込みが並んだら嫌だし、その仕組みを作る手間もかかる。後回しにして、そのまま忘れていました。

そして昨日、僕はこんな記事を書いています。「選ばれた理由は、自分で考えない。お客さんに聞け」と。

聞ける場所を閉めておいて、よく言います。

声が上がってこない会社は、声がないんじゃない

これ、経営に置き換えると、もっと広い話になります。

「うちはお客さんの声が上がってこない」と言う社長は多いです。でもだいたいの場合、声がないんじゃなくて、受け取る口がない。

  • ホームページに、問い合わせフォームが1つあるだけ
  • アンケートは年に1回、それも紙で配って回収できていない
  • 口コミを頼む導線がなく、お願いするのは気まずいから言わない

声は、受け取る場所を作った分だけ入ってきます。数を増やすより先に、入り口を1つ増やすほうが早い。 納品のメールに「一言だけ聞かせてください」と足す。請求書に1行入れる。それだけでも変わります。

しかも入り口は、自分の持ち場に置いたほうがいい。SNSに来た言葉は相手の場所に貯まって、数年後には自分で探せなくなります。自分のサイトに来た言葉は、こちらに残ります。

もらった声が、次の話のネタになる

もうひとつ、これは書きながら思い出したことです。

19年前の記事で僕が書いていたのは「コメントを返しましょう」でした。今読むと、あれはマナーの話であると同時に、ネタの話でもあります。

「この記事のここが分からなかった」と言われたら、そこがもう次の記事です。「うちの業界だとこうなる」と言われたら、自分では絶対に書けない角度が手に入ります。質問に答えるだけで1本になる。

聞かれたことに答える。これが、いちばん外さない発信です。

全部、僕が読んでから出します

コメントは承認制にしました。

届いたものは、すぐには表に出ません。僕が読んで、それから記事の下に出ます。海外からの宣伝書き込みが勝手に並ぶのを避けたかったのと、全部に目を通したかったからです。

名前は任意です。「名無しさん」のままで構いません。メールアドレスも聞きません。

今日つけたコメント欄。名前は任意、メールアドレスは聞きません
今日つけたコメント欄。名前は任意、メールアドレスは聞きません

今日できる一歩

19年前の僕と、同じことを言います。

早速、この記事にコメントを入れてみてください。

「読んだよ」の4文字でもうれしいです。面白かった、よく分からなかった、うちの場合はこうだ。なんでも大丈夫です。全部読みますし、ちゃんとお返事します。

いちばん乗りは、たぶん気持ちいいですよ。

さあ、いこうか😆

P.S.

今日は予定を変えて、近所のおじいちゃんの見送りに行ってきました。長く同じ場所にいた人の話をご家族から聞いていると、19年なんてまだ短いな、と思います。だからこそ、続けます。

コメント

読み込んでいます…

読んで思ったこと、聞いてみたいこと、なんでもどうぞ。僕が全部読んでいます。

メールアドレスは聞きません。いただいたコメントは、僕が目を通してから記事の下に出ます。

あなたの会社の「らしさ」は、どこにありますか

30秒で終わる診断があります。考えて出すものではなく、もともとあるものを掘り出すための入口です。答えた瞬間に結果が届くので、ぜひ遊んでみてください。