マーケティング
著者は投稿しない。読者が投稿する SNSで口コミを増やす方法|『みるみる開運する すごい吉方位』の原里実さんに聞いた、読者が勝手に投稿したくなるしかけ

今朝の「著者フェス!Saturday」は、大阪から出演しました。このあと松本に戻ります。
出版界のおやっさん・川田修さんと2人でMCをして、毎回ゲストの著者をお招きする番組です。
今日のゲストは、原里実さん。氣学開運アドバイザーです。愛知県生まれ。役員秘書を経て、結婚式とお葬式の司会者として、約5,000組の大切な節目に寄り添ってきた方です。40歳で離婚を経験し、人生のどん底にいたときに、気学と出会ったそうです。
新刊は『みるみる開運する すごい吉方位』(三笠書房・王様文庫)。

コンビニのコーヒー、1杯でいい
本のテーマは「吉方位(きっぽうい)」。その日の自分にとって良い方角へ、自宅から1〜2キロ出かけて、お茶や食事をしてくる。それだけです。
「現代人は忙しいから、毎日カフェにも行っていられないでしょう。なので、コンビニのドリップコーヒーでいいですよって言ってるんです」
本の巻末には、10年分の盤面が載っています。自分の星さえ分かれば、毎日の吉方位を自分で出せるようになっています。
「今日この商談を成功させたい、今日このプレゼンをうまくいかせたい。そういう日にこそ、やってほしいですね」
ちなみに僕は、1977年生まれの五黄土星。「すごい強い星」だそうです。

著者は投稿しない。読者が投稿する
マーケティングとしていちばん面白かったのは、番組の最後でした。
「私、全然投稿しないのに、みんなが投稿してくださってるので、これはお祭りにしましょうってことで」
本を買った読者が、吉方位に出かけて、そのことをSNSに投稿している。それを見て原さんが始めたのが、SNSの投稿キャンペーンです。
・1回投稿したら、フォームを1回送る
・Xでも、noteでも、どのSNSでもいい
・10月末までに、いちばん多く送った上位3名に、原さんの1時間の鑑定をプレゼント
ここに、口コミを増やすしかけが3つ入っています。
1つめ。投稿したくなる行動が、本の中にある。
吉方位に出かける。いつもと違う方角のカフェやコンビニに入る。コーヒーを飲む。ここまでやると、人は写真を撮りたくなります。「投稿してください」とお願いする前に、投稿したくなる場面が、もうできているんです。
2つめ。すでに起きていることに、名前をつける。
キャンペーンを始める前から、読者はもう投稿していました。原さんがやったのは、それを「お祭り」と呼んで、ルールを1つ足しただけ。ゼロから口コミを起こすより、ずっと自然です。
3つめ。ごほうびが、著者本人の時間。
商品券ではなく、原さんの1時間の鑑定。本を読んで動いた人にとって、いちばんうれしいごほうびです。
これは、会社でも同じです。
口コミは、お願いしても増えません。でも、お客さんがもう勝手にやってくれていることを見つけて、お祭りにすると、増えます。
41本の松茸を並べた写真を、誰かに見せたくなったように。人が写真を撮って見せたくなる場面は、たいてい、もう商品やサービスの中にあります。
あと2つ、うまいなと思ったこと
買ってくれた人と、もう一度つながる。
書店で本を1冊買って、その写真をフォームで送ると、10月13日のセミナー「縁の作り方」に参加できるそうです。本に載せる予定だったのに、割愛された話をするとのこと。
本は、書店で買われると、誰が買ったのか著者には分かりません。写真を送ってもらうことで、読者と直接つながれる。そして、本の続きを届けられる。
続けるコツは、楽しいこと。
「続けるコツは?」という視聴者からの質問に、原さんはこう答えていました。
「ジャーナリングとかは、もう続かないですよ、私。SNSを毎日頑張りましょうとかも続かない。でも、お茶を飲むことはできるんですよね」
楽しいから、続く。続くから、積み上がる。
僕もいま、このブログを毎日書いていて、今日で48日目です。続いているのは、たぶん、楽しいからです。

今日できる一歩
お客さんが、頼んでもいないのにやってくれていることを、1つ探してみてください。
写真を撮っている。SNSに書いている。知り合いに紹介している。
見つかったら、それに名前をつけて、ルールを1つだけ足す。それだけで、小さなお祭りになります。
自社の「お客さんが見せたくなるもの」が見つからなければ、小冊子『営業ゼロで受注が倍増する、経営者のためのパーソナルブランディング8ステップ』に、自分の中に「もともとあるもの」を掘り出すワークをまとめています。無料です。
さあ、いこうか😆
P.S.
原さんの出版までの道のりも、ラッキーの連続だったそうです。
出版コンペに出るために、川田さんの企画書セミナーに参加。そのあと企画書を4〜5回、川田さんに直してもらった。コンペ当日は道に迷って、滑り込みセーフ。そして、本来は来る予定ではなかった三笠書房の重役さんが、手を挙げてくれた。
その間も、原さんは毎日、吉方位に出かけていたそうです。
今日の配信は、こちらから見られます。
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