マーケティング

公開日は、完成日じゃない

マーケティング

今日は日曜なんですけど、朝8時58分から夕方まで、コンサルが4本ありました。

経営者って、日曜の朝しか時間が取れなかったりするんですよ。だから僕も日曜の朝から画面の前にいます。

そのうちの1本、あるクリニックさんのホームページリニューアルで、大事なことがひとつ決まりました。

完成させてから公開するのを、やめました。


リニューアルで、いちばん多い失敗

ホームページのリニューアルで、いちばんよくある失敗ってなんだと思いますか。

デザインがダサいことでも、予算オーバーでもありません。

公開されないまま、半年経つことです。

原稿がまだ揃っていない。写真を撮り直したい。この文言はもう少し練りたい。院長のあいさつ文が固まらない。——ひとつひとつはぜんぶ真っ当な理由なんですよ。真っ当だから、止まる。

そうやって「あと少しで完成」を続けているあいだ、古いままのホームページが、毎日お客さんを迎え続けています。

これがいちばん、もったいない。

今日決めたこと

今日のセッションでは、事前にお出ししていたデザイン案A・B・C・Dの中から、D案を選んでいただきました。

そのうえで決めたのが、こうです。

100%完成させてから公開するのではなく、いまの仮説でつくったD案を早く公開する。

そこにチャットボットを置いて、患者さんの生の声を吸い上げながら、少しずつ直していく。

つまり、公開はゴールじゃなくてスタートだと最初から決めておく、ということです。

正直に言うと——これ、制作側にとっては勇気がいります。「未完成のものを出した」と思われたくないですから。

でも、僕はこっちのほうが結果が出ると知っています。

正解は、会議室の中にない

理由はシンプルです。

正解は、こちらの会議室にはないから。

おとといのブログにも書きましたが、差別化の答えはお客様の頭の中にあります。ホームページも同じなんですよ。

どの言葉に反応するか。どこで迷うか。何を聞きたいのに聞けずに帰るか。それは、公開して、使ってもらって、はじめて分かる。

会議室で3か月議論して出した「完璧」より、公開して2週間で集まった「生の声」のほうが、はるかに正確です。

アイコンを変えたら、反応が3倍になった

具体的な話をひとつ。

サイトに置くチャットボットって、たいてい女性オペレーターのイラストのアイコンが使われているじゃないですか。無難で、感じがよくて、どこにでもある、あれです。

これを、院長本人の顔写真に変えた会社があります。

反応率が、3倍になりました。

考えてみれば当たり前で、患者さんが聞きたいのは「どこかの誰か」ではなく「この先生」なんですよね。でもこの答え、事前の打ち合わせでは絶対に出てきません。出してみて、数字を見て、はじめて分かる。

やってみないと分からないことは、やってみるしかない。 そのために、早く出すんです。

早く出す。早く直す。早く伸びる。

うちがホームページの話をするとき、必ず言っている三拍子があります。

早く出す。早く直す。早く伸びる。

出す=完璧じゃなくても、仮説でまず公開する。

直す=市場の声を拾って、すぐ直す。

伸びる=その繰り返しが、成果になる。

そして、いちばん言いたいのがこれです。

公開日は、完成日じゃない。育てはじめる日。

作って終わりのホームページは、名刺です。置いてあるだけ。

育てるホームページは、営業マンです。毎日働いて、毎月良くなっていく。

同じ費用をかけるなら、僕は営業マンを雇うほうを選びます。

今日できる一歩

もし、いま「リニューアル中」で止まっているものがあるなら。

いちばん引っかかっている1ページを、完成させずに出せないかを考えてみてください。

写真は後で差し替えられます。文言も直せます。でも、公開されていないページからは、1件の問い合わせも来ません。

出してから直せばいい。それができるのが、ホームページのいちばんの強みなんですから。

さあ、いこうか😆

P.S.

今日の4本目が終わったのが夕方。そのあとは、ナイトサッカーの親子レクでした。見に行くだけじゃなくて、僕もプレーする側です。照明の下で子どもたちと一緒にボールを追いかけるの、これがまた楽しいんですよ。

2026年8月30日の夜。ナイトサッカーの親子レク。大人も子どもも混ざって走ります
2026年8月30日の夜。ナイトサッカーの親子レク。大人も子どもも混ざって走ります

あなたの会社の「らしさ」は、どこにありますか

30秒で終わる診断があります。考えて出すものではなく、もともとあるものを掘り出すための入口です。