【書籍・本・要約・書評】7つの習慣【めちゃ分かりやすい】

まず最初に言いますね。
成功するための原則は、たった7つしかありません。
それが「7つの習慣」です。





こんにちは。くさまです。
今日紹介する本は、人生のバイブル、ビジネスマンの必読書、人類史上最高の自己啓発本など、様々なニックネームを持つ名著「7つの習慣」です。国内では220万部、全世界ではなんと3,000万部を越す大ベストセラーです。
この本はタイトル通り、身につけるべき7つの習慣が書かれています。でも、なぜ7つの習慣を身につけることが大切なのでしょう。ここ、大切です。何のために7つの習慣を作るのか。
それは、依存から脱却して自立し、相互依存へと至る成長の連続体を導くためです。
そのために、この本ではそのプロセスを3段階に分け、7つある習慣のうち第1から第3の習慣を「私的成功の習慣」、第4から第6の習慣を「公的成功の習慣」、第7の習慣を「再新再生の習慣」と位置づけています。
簡単に言うと、第1〜第3の習慣により、自分が成功して自立しましょう。
次に、第4〜第6の習慣により、みんなで力を合わせ、もっと結果が出せるような相互関係を築きましょう。
そして、第7の習慣により、継続的に成長し、成功し続けられるようになりましょう。
ということです。
そうなんです。この本は自分だけじゃなく、まわりのみんなを巻き込んで、もっと大きく、そして本質的な成功を収め続けることを目的に書かれた本なんです。
というわけで、早速7つある習慣を一つずつ見ていきましょう。

第一の習慣「主体的である」


第一の習慣は「主体的である」です。
主体的。
こう聞くと、多くの人は自発的に行動することを思い描くと思いますが、それでは少し足りません。
「主体的な人とは、自分の人生の責任を引き受ける人のこと」、と著者のコーヴィー博士は定義しています。
う〜ん、ちょっと難しいですね。でも、逆に主体的でない人をイメージするのは簡単です。主体的でない人は、頻繁に「〇〇しなくちゃいけない」「〇〇できない」という表現を使います。
例えば「出張に行かなければならなくなった」。
え?と思うかもしれませんが、そう思った人は主体的ではないかもしれません。なぜか。確かに、出張に行けと命令はされたかもしれません。でも、出張に行くことを決めたのは自分です。
行かないとクビになる。
確かにそうかもしれません。でも、クビになりたくないから、あなたが自分自身で出張に行くことを選んだんです。
そうです。要するにこの習慣は「人のせいにするな」「環境のせいにするな」ということなんです。
問題が自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である。
コーヴィー博士はそう言っていますが、まさにそういうことなんです。
第一の習慣「主体的である」。
それは、言葉を代えれば「誰かのせいにしない」ということなんです。

第二の習慣「終わりを思い描くことから始める」


次に二つ目の習慣は、「終わりを思い描くことから始める」です。
まずは人生で考えましょうか。人生の終わりっていつでしょう。そうですね。人生の終わりは「死」です。ですから、よりよい人生を送るためには、自分のお葬式において弔辞で何と言われたいかをイメージすればいいんです。
じゃあ仕事は?家族は?色々なシーンがありますが、すべて同じです。仕事の終わりを思い描く。家族の終わりを思い描く。それがこの第二の習慣です。
ん〜、何だかピンときませんか?でも大丈夫。この習慣は、実はミッション・ステートメントを書くことで効果的に身につけられます。
ミッション・ステートメントとは、自分の心情や理念を表明したものです。例えば、僕のミッション・ステートメントは「リーダーとして幸福を楽しみながら
自分そして他の人々のために成長すること」です。
ちなみに、このミッション・ステートメントに書き方などの決まりはありません。表現の仕方は自由です。僕の周りには「家族のために働く」という人もいれば、「いくつになっても妻を愛する」という人もいます。
とにかく、自分の価値観を言葉にしてみましょう。そうすると、自分の理想像が見えてきます。自分の理想とは、最終的に自分があるべき姿です。つまり、それこそが「終わりをイメージすること」です。
ですから、ぜひミッション・ステートメントを書き出してみて、第二の習慣「終わりを思い描くことから始める」を習慣づけましょう。
さて、次にいきましょうか。

第三の習慣「最優先事項を優先する」


3つ目の習慣。それは「最優先事項を優先する」です。
シンプルに言うと、「緊急性」ばかりに目を奪われず、「重要性」も考えて優先順位をつけろ、ってことです。
世の中の事柄は、大きく4つに分けることができます。
クレーム対応に代表される「急ぎで大事」な仕事。これが第一領域。
品質改善に代表される「急ぎじゃないけど大事」な仕事。これが第二領域。
乗り気になれない接待、に代表される「急ぎだけどそこまで大事じゃない」仕事。これが第三領域。
目的もなくyoutubeをだらだら見るような「急ぎでもなく、大事でもない」時間。これが第四領域。
そして、この中で第二領域の行動に集中することが、第三の習慣「最優先事項を優先する」ことです。
多くの人は、緊急性ばかりに目を向けて動きがちです。つまり、第一領域と第三領域の行動に集中しがちです。しかし、それは正しい行動ではありませんよ〜、というのがこの第三の習慣です。
いかに第三領域と第四領域に費やす時間を減らせるか。そして、第二領域に費やす時間を増やせるか。
それが第三の習慣「最優先事項を優先する」です。
さて、ここまでで第一〜第三の習慣、つまり「私的成功の習慣」を解説してきましたが、ここからは「公的成功の習慣」、具体的には第四〜第六の習慣の解説です。第一〜第三の習慣により、私的成功の習慣を身につけ自立したたあなたが、次に身につけるべき習慣です。
では参りましょう。

第三の習慣「Win-Winを考える」


第四の習慣。それは「Win-Winを考える」です。
Win-Winとは、取引する双方どちらにも利益がある形態のことで、最近では本当によく耳にするようになりました。
Win-Win。
この感覚、みんなで成功するためには絶対に必要な感覚です。でも、なかなか相手がそう思ってくれない、つまり相手が常に自分を負かそうとして来る、そんな時ってありますよね。じゃあ、そんな相手に出くわしたらどうするか。これはあくまで解決策の一つですが、その時は思い切って取引しない、というのも大切な考え方です。いわゆる「Win-WinorNodeal」です。
しかし、nodealばかりでは話になりません。だからしっかりと、その考え方は本当にお互い同士の利益になっているかを深く考える必要があります。僕たちはどうしても自分中心で考えてしまいがちです。
意外とWin-Loseのシナリオを想定している傾向にあります。僕も常に気をつけていますが、こういったことにはぜひ注意したいものですね。
では次です。

第五の習慣「まず理解に徹し、そして理解される。」


第五の習慣は「まず理解に徹し、そして理解される。」です。
コミュニケーションは人生において最も重要なスキルです。しかし、多くの人が正しくないコミュニケーションをしています。
具体的には、多くの方はまず、最初に相手を理解しようとしていません。
相手を理解しようとしない。
それはどういう状況かというと、典型的な例が「人の話を最後まで聞かないケース」です。
誰しもが一度は「ちょっと相談事があって」と話しかれられた経験はあると思います。その時、皆さんは最後まで話を聞いていますか。相談者は「ちょっと相談事があって」と言いながら、実は本心では「アドバイスが欲しい」と思っていないことは多々あります。むしろ、「ただ聞いて欲しい」、そういうケースがほとんどではないでしょうか。でも、僕たちは「相談がある」と言われると、すぐにアドバイスしたがる。しかも話の途中で、相手の話を遮って、「自分だったこうするよ」と話し出す。
これって理解に徹していないですよね。
だから、重要なのはまず傾聴することです。しかも、共感による傾聴が重要です。
共感による傾聴。ちょっと難しく聞こえますが、これには3段階あって、少しずつレベルアップさせて行くことをお勧めします。
まず、最初のレベル1は「相手の言葉を繰り返す」です。
「学校イヤだな」と子供に言われたら、「学校がイヤなんだね」とおうむ返しするレベルです。
しかし、これではおよそ不十分です。共感して傾聴したいなら、最低でもレベル2「自分の言葉に置き換える」、それが大切です。「学校イヤだな」と子供に言われたら、「そうか。学校へ行きたくないんだ」と言い直すレベルです。
でも、目指す高みはレベル3です。このレベルになれば、右脳を使って相手の気持ちを言葉にします。
「学校イヤだな」と子供に言われたら、「なんだかイライラしているね」と子供の心、そう、子供の気持ちに関心を向けるんです。
いずれにせよ、コミュニケーションは理解に徹することが重要です。まずは聴く。とにかくそれに努めましょう。それが第五の習慣です。

第六の習慣「シナジーを創り出す」


次の第六の習慣は、「シナジーを創り出す」です。
シナジーとは相互作用の意味ですが、簡単に言えば、1+1を2ではなく、3や4にすることです。そして、そんなシナジーの創出には3つのポイントがあります。
一つ目が、お互いが自立しあっていること。
二つ目が、Win-Winを考えられること。
三つ目が「お互いが違いを受け入れあって、尊重できる関係を築くこと」です。
ん〜、何だか難しそうですね。でも、実は新しいことはほとんど言っていません。一つ目の「お互いが自立しあっていること」。それはつまり、7つの習慣のうちの最初の3つ「私的成功の習慣」のことです。
二つ目の「Win-Winを考えられること」。これはそのまま第四の習慣です。そして、その習慣を身につけるには、「まず理解に徹し、そして理解されること」が必要不可欠です。そうなんです。要するにこの二つ目のポイントは、第四の習慣と第五の習慣の話です。
そして三つ目。これだけが新しい教えです。「お互いが違いを受け入れあって、尊重できる関係を築く」。要するに、自分と違った考え方の人を排除するな、ということです。
こうしてシナジーを創り出すことができれば、「奇跡としか言いようがない結果に到達できる」とコーヴィー博士は言っています。
シナジーを創り出す。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、今までの習慣がしっかり身についていればできないことはありません。シナジーを創出し、みんなで次から次に、奇跡としか言いようがない結果を手に入れましょう。

第七の習慣「刃を研ぐ」


さて、次は7つ目の習慣です。いよいよ最後となる習慣です。
この7つ目は、私的成功の習慣1~3、および、公的成功の習慣4~6を身につけた人が、最後に身につけるべき習慣です。
その内容は「刃を研ぐ」。具体的には、「肉体面」「精神面」「知性面」「社会面」の4つの側面を磨いて行きます。
肉体面の刃を研ぐとは、体にいいものを食べ、適度に運動し、健康に配慮すること。
精神面の刃を研ぐとは、自分の核であり、自分の価値観を守ることに尽くすこと。
知的面の刃を研ぐとは、継続的に学び、知識を吸収し続けること。
社会面の刃を研ぐとは、日々、人と接し、情緒的なやりとりから学びを深めること。
このように、第一〜第六までの習慣を身につけ、いま紹介した四つの側面を磨き続ければ、成長の螺旋階段を登ることができるようになります。つまり、大きく成功し続けることが可能になります。
これが第七の習慣「刃を研ぐ」です。


第七の習慣「刃を研ぐ」


というわけで、最後に七つの習慣をおさらいをしましょう。
第一の習慣は「自主的である」。
第二の習慣は「終わりを思い描くことから始める」。
第三の習慣は「最優先事項を優先する」。
第四の習慣は「Win-Winを考える」。
第五の習慣は「まず理解に徹し、そして理解される」。
第六の習慣は「シナジーを創り出す」。
第七の習慣は「刃を研ぐ」。
成功者の多くは、この7つの習慣を身につけ実践しています。ですから、僕はこの習慣をしっかりマスターしようと思います。
やっぱり、僕は成功したいから。みんなと成功したいから。いや、みんなと成功し続けたいから。
だからどうだろう。一緒に「7つの習慣」を徹底しませんか。
みんなで、次の景色を見るために。
さあ、行こうか。

7つの習慣 スティーブン・コヴィー YouTube




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ブランディングウェブ戦略研究家
草間淳哉
草間淳哉
著者・講演家・コンサルタント

清泉女学院短期大学 ネットビジネス論 非常勤講師
6/9新著:集客で悩み続ける起業家のための安定して稼ぎ続ける「月100万レシピ」(産学社)
5刷著書:自分1人、1日でできる パーソナルブランディング(同文館出版)

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ブランディングカンパニー
株式会社ウェブエイト代表

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