【書籍・本・要約・書評】嫌われる勇気 - アドラー心理学 - 承認欲求はいらない

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【9分で名著1冊吸収】嫌われる勇気 - アドラー心理学 - 承認欲求はいらない




こんにちは。くさまです。
今回紹介する本は「嫌われる勇気」です。

世界24カ国で翻訳され、
国内で200万部を突破、
累計460万部を達成した本書は、
アドラー心理学をわかりやすく解説したものです。

【書籍・本・要約・書評】嫌われる勇気 - アドラー心理学 - 承認欲求はいらない

アドラー心理学の提唱者は、
フロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠「アルフレッド・アドラー」。

そんな彼は「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」と断言しています。
仮に自分の体型に自信が持てない、という悩みがあったとします。
その悩みも対人関係による悩みです。
もし地球上に人間があなたしかいなければ、自分の体型など悩むはずがないからです。
つまり、自分以外の人間が存在するから悩みは発生するわけで、ゆえにその対人関係を改善できればあらゆる悩みから解放される。
それがアドラー心理学です。

ですから、
①常に人の目が気になる
②劣等感が強い
③がんばっているのに成果が出ない
そんな人には特にお薦めできる内容です。
10分くらいで吸収できるので、ぜひこの動画を最後まで視聴してみてくださいね。

では早速、「嫌われる勇気」から学ぶ、あらゆる悩みを解決する3つの具体的方策を紹介しますね。

あらゆる悩みを解決する具体的方策、その1は「承認欲求を捨てる」


あらゆる悩みを解決する具体的方策、その1は「承認欲求を捨てる」です。
承認欲求とは、誰かに認められたいという感情です。

  • 親に認められたいから勉強する

  • 人に認められたいからいい大学に進学する

  • 大企業への就職を目指す

これらは全て承認欲求です

身近なところで言えば、SNSの「いいね」を求める感情も承認欲求の一つですね。
この欲求は、基本的には誰しもが持っている感情ですが、アドラーはその承認欲求の危険性を強く指摘しています。というのも、褒められたいから○○する、認められたいから〇〇するという考え方は、人を必ず不幸にするからです。
いつも他者の評価に怯え、世間体ばかり気にする人生が幸せなはずありませんよね。

多くの人が勘違いしているようですが、「あなたは他人の期待を満たすために生きているのではない」のです。
あなたの人生はあなたのものです。

ですから、承認欲求などというものは捨てるに限るのですが、では実際、承認欲求はどうすれば捨てることができるのでしょう。
その問いに対し、アドラーは「課題の分離」をすることで承認欲求は捨てられると約束しています。課題の分離とは、自分の課題と他者の課題を明確に分離すること。
そして、他者の課題には決して踏み入れないことです。
自分の課題は、たった一つ。
最善だと信じる道を選ぶことです。

一方、その判断について他者が「良い悪い」の評価を下したとしても、それは他者の課題です。他者の課題は文字通り他者の課題です。
あなたがどうこうできることではありません。

例えば、実家の商売を継がずに自分で起業することが最善だと判断すれば、その決断を親が認めれてくれるかどうか、承認してくれるかどうかは親の課題であって、あなたはそれを気にしてはならない、気にしたところであなたにはどうにもできない、というのがアドラーの教えです。
このように、それは誰の課題なのかを明確にし、人の評価ではなく自分の課題、つまり自分の信じる道を選ぶことをしていれば、承認欲求を捨てることが可能です。

あらゆる悩みを解決する3つの具体的方策、その2は「比べない」


あらゆる悩みを解決する3つの具体的方策、その2。
それは「比べない」です。

日本は資本主義国家ですから、資本主義の基本原理「競争」をなくすことはできません。
しかし、人生は競争をするために用意されたステージではありません。
俺は名門大学を卒業しているから、あいつより上だ。
私の年収はあの人より多いから、私の方が上だ。
あるいは、僕は一流企業に就職できなかったから、彼より下だ。
私はあの子より可愛くないから、私の方が下だ。
と、多くの人がこのように、人を上か下かで判断し、ピラミッドのような縦の関係に捉えています。
そして、誰かより上にいれば安心し、誰かより下に行くことを不安に思っています。
つまり、人生はより上に行くための競争だと考えているわけですね。

しかし、アドラーはこうした考え方を強く否定しています。競争は人を「勝ち」と「負け」に分けてし
まうからです。
これの何が問題かというと、勝ちと負けが生まれるのは、相手との関係が敵対しているときに限られ
るからです。

つまり、優越感や劣等感を覚えるということは、見かけ上は友人や同僚であっても、根本的にはその人は敵なのです。
ですから、誰かに憧れを抱くことも、誰かを褒めたりすることも不健全です。
憧れを抱くということは、自分がその人より劣っている、つまり負けと感じているわけですから、勝ち負けが発生している以上、憧れの人が敵ということになります。
誰かを褒めるということは、その人より上から目線になるわけで、つまり勝ちと感じているわけですから、同じように勝ち負けが発生している以上、褒めた相手も敵ということになります。

こう話すと、まるでアドラーは向上心を捨てることを推奨しているように聞こえるかもしれませんが、それは誤りです。
アドラーはこう言っています。
「健全な劣等感とは、他者との比較ではなく、理想の自分との比較から生まれるものだ」
要するに、目指すべきは人は「理想の自分」であり、比べるべき人は「理想の自分」であって、決して
第三者の誰かとは比べるな、ということです。
他者と比べず、理想の自分とだけ比較していればどうなるか。
やがて自分の周りから敵がいなくなって、悩むことがなくなります。

あらゆる悩みを解決する3つの具体的方策、その3「勇気を持つ」


あらゆる悩みを解決する3つの具体的方策、その3。
それは「勇気を持つ」です。

  • 承認欲求を捨てること

  • 自分の信じる道を進むこと

  • 誰かと比べることで安心しないこと


これらはあらゆる悩みを解決する具体的方策ですが、それを実行するには「勇気」が必要です。当たり前すぎて笑ってしまいますか?
でも、勇気を持つことは非常に重要です。
本書のタイトル「嫌われる勇気」にも勇気という言葉が入っていますし、そもそもアドラーは「勇気」を非常に重要視しています。

では、どうすれば勇気が持てるのか。アドラーは次のように言っています。
「人は、自分には価値があると思えた時にだけ、勇気を持てる」。
自分には価値があると思えた時?それはどんな時でしょう。
自分に価値があると思える瞬間はどんな時でしょう。

アドラーの見解では、それは「誰かの役に立っている」と実感した時です。言葉を変えれば、誰かに「ありがとう」と感謝されたり、喜んでもらった時です。
そして、これこそがあらゆる悩みを解決する極意と言っても過言ではないでしょう。

誰かに貢献して感謝され、それにより自分に価値があると信じることができれば勇気が持てる。
勇気さえあれば、承認欲求を捨てることができる。
比べることをしない人生を歩むことができる。
あなたがそんな人間になれば、周りから敵がいなくなる。
敵がいなければ、悩みはなくなる。
めでたしめだたし。というわけなんです。

まとめ


では、最後にまとめてみましょう。この地球上にある悩みは、全部「対人関係」により生まれています。したがって、悩みから解放されたいなら、対人関係を改善すれば良い。
具体的には
「承認欲求を捨てる」
「他者と比べない」
「勇気を持つ」
ことで人生から敵がいなくなり、悩みがなくなります。

このアドラー心理学は、他者を変えるための心理学ではありません。
自分が変わるための心理学です。
あなたが変われば周囲が変わります。
早速今日から取り入れて、あらゆる悩みから解放されるためにも、
さあ、行こうか。

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ブランディングウェブ戦略研究家
草間淳哉
草間淳哉
著者・講演家・コンサルタント

清泉女学院短期大学 ネットビジネス論 非常勤講師
6/9新著:集客で悩み続ける起業家のための安定して稼ぎ続ける「月100万レシピ」(産学社)
5刷著書:自分1人、1日でできる パーソナルブランディング(同文館出版)

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ブランディングカンパニー
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