USPとキャッチコピーの違い

草間淳哉

2015年03月22日 23:10

前回の記事に引き続き、USPについて。

USPについて話していると、よく聞かれる「USP」と「キャッチコピー」の違い。

秀逸なUSPはキャッチーなものが多いのでよくわからなくなってしまうのかもしれませんが、簡単に説明すると下記のような違いです。


■USP:クライアントの問題解決を伝える
(クライアントへのメリットが明確)

例)
1.ドミノピザ:熱々で、ジューシーなピザをご自宅まで30分以内にお届けします。間に合わなければ、代金は頂きません。
→ スピードを重視することをUSPとし、冷めていないアツアツのピザが食べられるという事(メリット)を伝えています。

2.M&M:お口でとろけて、手にとけない
→ 手に持っていてもチョコなのに解けないという事(メリット)を伝えています。

3.セブンイレブン:開いててよかった
→ 夜中に閉店しているお店がある中、セブンイレブンは開店しているのでお客様がいつでも買い物ができる事(メリット)を伝えています。


■キャッチコピー:クライアントの興味を惹く
(クライアントへのメリットは明確でない。興味を惹くことに重点を置いている)

例)
1.かっぱえびせん:やめられないとまらない、カルビーかっぱえびせん
2.キューピー:愛は食卓にある
3.丸大食品:わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい
4.マスターカード:お金で買えない価値がある
5.シャープ:目のつけどころがシャープでしょ


いかがでしょうか?

自社の特徴を踏まえた上で、クライアントへのメリットが明確で、さらにキャッチーなUSPをつくりましょう。


PS:
USPの一覧は前回の記事で。