【書籍・本・要約・書評】チーズはどこへ消えた?【めちゃわかる】

「変化に敏感であれ」
迅速に変化に対応するために、日頃から変化を求めよ。



チーズはどこへ消えた?


こんにちは。草間です。
いつも高評価とコメントありがとうございます。励みになっています。
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さて、今日紹介する本は、
「チーズはどこへ消えた?」という本です。
この本、読んだことありますかね?
読んだことがある人は、僕とは違った解釈をしていたらコメント欄で教えてくださいね。

じつはこの「チーズはどこへ消えた?」はビジネス書籍ではありません。
小説です。
でも、この小説は小説家が書いた小説ではなく、心理学者が書いた小説です。
だから教訓が目一杯詰まっていて、どちらかと言えばビジネス書籍としてカテゴライズされている一冊です。

今回はそんな小説的ビジネス書籍を紹介しながら、一緒にこの小説に隠された教訓を読み解いていきたいと思います。

あらすじ前半


では早速、あらすじです。
この本に登場するのは、二匹のネズミと二人の小人です。
ネズミたちの名は「スニッフ」と「スカリー」。
小人たちの名は「ヘム」と「ホー」。
彼らはいつも迷路でチーズを探し回っていました。
食料にするためと、幸せになるためです。
そしてそんなある日、とうとう二匹のネズミと二人の小人は大量にチーズが置かれている夢のような場所「チーズステーションC」を発見します。
四人は同じようにそれはそれは喜びました。
ただ、それからとった行動は、ネズミと小人では異なります。
ネズミはそれまでと同じように、毎朝早くに家を出ました。そして走ってチーズステーションC に向かい、到着するとあたりの匂いをかぎ、ひっかき走り回って、何か前日と変わったことはないかを調べ、それからチーズを食べました。

一方、小人たちは賢かったため、チーズステーションC の近くに引っ越し、わざわざ早起きなどせず、ゆっくりとチーズステーションへ向かい、毎日チーズを腹一杯食べる生活を送るようになりました。
が、そんなある時のことです。チーズステーションC のチーズが無くなります。当たり前ですよね。
二匹のネズミと二人の小人が毎日食べれていれば、なくなって当然です。
そして、ネズミたちはそれを予想していました。ネズミたちは毎日の調査から、小さな変化が起きていることはわかっていました。だからチーズステーションC からチーズがなくなったとき、再び迷路に出て新しいチーズを探す旅に出ます。
しかし小人たちは違いました。チーズがなくなったことは青天の霹靂(せいてんのへきれき)であって、
「チーズはどこへ消えた?」
「こんなことがあっていいわけはない!」
と叫び、いつかチーズは戻ってくるはずだと、それ以降もチーズステーションC に向かっては、「やっぱり今日もチーズはない」と落胆する日々を送ります
それでも、ホーはやがて気づきます。このままチーズが消えたチーズステーションC に居続ければ破滅する、だからもう一度迷路に出なくては。しかし、ヘムは反対します。「しんどい思いをして何も見つからなかったらどうするんだ?」それでもホーは迷路に出ます。ヘムを一人チーズステーションに残し、一人で迷路に旅立ちます。

あらすじ前半から学べること「変化に敏感であれ」


さて、これが前半のお話です。この前半部分で学べることは、ネズミのように「変化に敏感であれ」ということです。
もし変化の予兆に気づいていれば、小人たちは現実を直視することができたでしょう。
しかし、大量のチーズに慢心していたから、毎日少しずつチーズが減っていることに気づかず、あたかも突然の不幸が舞い降りたかのような錯覚に陥り、現実を直視することができなかったのです。
成功が突然降ってこないように、不幸も突然はやって来ません。
つまり変化に敏感であれ。
これが前半部分の教訓です。


あらすじ後半


さて、では後半の物語に移りましょう。
迷路に出たホーは怖くて怖くて仕方ありません。
どこまで進んでもチーズは見つからないのです。
もうダメなんじゃないか。何度もそう思い立ち止まります。
しかし、その度に何とか気持ちを奮い立たせるのですが、ある時ふと気づきます。
チーズステーションC で「チーズが消えた」と嘆いている時より、今の方が心地よい、と。
なぜだろう。ホーは考えます。そして、一つの結論に至ります。
そうか。古いチーズに早く見切りをつければ、その分、新しいチーズにより早くたどり着ける。
だから今、自分はワクワクしているんだ!
こうして新しい境地を切り開いたホーはいくつもの恐怖を乗り越え、とうとうネズミたちと再開します。
そして、彼らが再開した場所。そここそがチーズステーションN でした。
チーズステーションC より規模が大きく、今まで見たこともないチーズがある夢のような場所でした。
では、迷路に出なかったヘムはどうなったか。それは、、、残念ですが誰にもわかりません。
描かれていないんです。

あらすじ後半で学べること「変化を求めよ」


と、こうやって話はエンディングを迎えるのですが、この後半のストーリーから学ぶべきポイントは、「変化を求めよ」ということです。
現状に早く見切りをつければ、その分だけ早くに新しい希望にたどり着くチャンスが生まれます。
ネズミがホーより早くに新しいチーズステーションN を発見できたのは、ホーより早く、チーズステーションC に見切りをつけたからなんです。
迅速に変化に対応するために、日頃から変化を求めよ。
これが後半の物語の教訓です。

まとめ


というわけで、「チーズはどこへ消えた?」をまとめようと思うのですが、実はこの話は全て例え話です。
チーズが意味しているものは人生で求めるもの、つまり仕事やお金、家族、自由、成功です。
そして、迷路が意味しているものは、会社や地域社会、あるいは家庭です。
要するに、この本は私たちにこう警告しているのです。
古いチーズに固執し過ぎて、つまり現状に満足していると、危険が忍び寄っているのに気づかず痛い目を見るぞ。
そして、こうアドバイスしているのです。
「今」に見切りをつけるのが早ければ早いほど、素敵な「未来」を手に入れるのが早くなるぞ。
いかがでしたか。
皆さんは変化に直面した時、誰のように振舞いますか。
少なくともヘムのように変化に対応できない人間にはなりたくないものですよね。
ちなみに、僕はこの本を読んでから徹底していることがあります。
それは、現状維持を良しとしない、ってことです。
松下幸之助もこう言っています。
人間は変わることに恐れを持ち、変えることに不安を持つ。
しかし、全てのものが刻々と動き、一瞬一瞬にその姿を変えつつあるこの世の中、「うまくいっているから十分だ」と考えて現状に甘んじることは、即、退歩につながる。
今日より明日、明日より明後日と、日に新たな改善を心がけたい。
みんなが一歩前進している中、自分だけその場に留まったら、それは世界目線では一歩後退しているのと同じです。

僕はみんなと一緒に前進する。前進し続ける。
そのためにも、常に変化を追い求めて、変わることへの恐怖を乗り越えながら、
さあ行こうか。

チーズはどこに消えた?YouTube





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ブランディングウェブ戦略研究家
草間淳哉
草間淳哉
著者・講演家・コンサルタント

清泉女学院短期大学 ネットビジネス論 非常勤講師
6/9新著:集客で悩み続ける起業家のための安定して稼ぎ続ける「月100万レシピ」(産学社)
5刷著書:自分1人、1日でできる パーソナルブランディング(同文館出版)

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ブランディングカンパニー
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